亀梨和也が野球に出会った、という「運命」
6月某日、テレビ画面の向こう。中東の地で芝生の上、ボールを蹴飛ばす男たち。それはサッカー日本代表だ。
カメラは一通りの注目選手を写してインタビューカットに切り替わる。日に焼けた、20代男が険しい顔で語った。
「そうですね。○○くんとうまく連携をとれたらなーっと…」
ん、違和感。
私はサッカー文化というものに浸かったことがない。ないのだけれども、なんとなくわかる。あの場所には不思議と「○○くん」と呼び合う文化がある。
「キング」と言われるほど畏れ多い存在じゃなければ、先輩後輩でもそうだ。
でも、それって普通の社会に照らしわせると、結構異様に見えるわけ。
しかし、日本にはそれが異様に見えない集団がいる。
それはご想像どおり、「ジャニーズ事務所」なわけです。
Jr.の子たちだって、「東山くん」と呼ぶわけですよ。「城島くん」だって「坂本くん」だって、本当はもう「くん」なんて歳じゃないんですけど。
とにかく、なぜだかわからないけど、あそこの根底には自然と「サッカー少年文化」が流れている。
でもね。そんな特殊な集団のなか、「ん、違和感」と思わせる男もいる。
私はどちらかと言えば、野球文化の人間なんです。
今日(7月1日)だって、エルドレッドに3発打たれて、「もう野球じゃ勝てん、これは物理的に倒すしかないな…」と思って武井壮的な思考を巡らせていたのですよ。
そんな私から見ると、ガッツリ野球寄りの「亀梨和也」っていい意味で浮いてるな、と思うんです。
春クールの日テレ土曜ドラマ『ボク、運命の人です』。
どう転んだって、ハッピーエンドになるしかない展開。ベタベタなSF設定。容易に「飽き」を想像させる要素たっぷりのなか、急激な視聴率降下もなく走り切りました。
それってどこか「亀梨和也」の持つ雰囲気のおかげなのかな、と思うんです。
土曜夜という家族で見る時間帯。
そこで、オヤジさえも納得させる「野球のお兄ちゃん感」、容姿的に恵まれていながらどこか安心感のある「サイズ感」、本当に古風で小学生の頃のモテ少年的な「ベタベタ感」。日本でここまで、なんとなく許される人はいないんじゃないかな。
それもこれもやっぱり、本当に野球が好きそうな感じが伝わってくるから。「Going!」の速球プロジェクトはだめだったけど、みんなサッカーの手越とは違う「本物感」をわかっていたよ。それで少し目を離せば、日米対抗ソフトボールの始球式なんかも行く、コツコツさ。
日米ソフトボールの始球式に亀梨くんきたよ!
— じゅりあ😋 (@jyuria0528) 2017年6月25日
やばいよ!笑 pic.twitter.com/3ze5owRPA2
お前は、稲村亜美か!ってちょっとツッコみたくなるしツッコんでも許してくれそうな、その「兄ちゃん感」大事にしてください。
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サッカーのインタビュー受けてたのはたぶん昌子源(記憶が曖昧)